ガン治療第二ラウンド

これからは大腸ガンから転移肝臓ガンの手術・治療

もう夏が過ぎて9月になった。抗がん剤が効いて、大腸から転移した肝臓のガンが大分縮小したので切除手術が出来るようになった。細かい3つは問題ないが、一番大きいのは血管や大事な部分と重なっている可能性があるので、肝臓の3分の1を取る事になりそうです。

(ブログ風デイリー・ニュースは「ブログ風」にあります。)

9月1日

足の指がまた化膿しているようだ。手も足も痺れていてあまり感覚がないので分からなかった。とりあえず薬を塗ってガーゼで押さえてあるが、7日(3日の予定が変更)に病院に行ったときに手当をしてもらおう。しかし抗がん剤によって痺れや口内炎などが出来、それを治すために薬を飲み、それの副作用か抗がん剤によって肝臓の機能が悪くなり手術が出来ない。何処まで行っても、きりがない副作用サークルだ。

 

9月2日

 

食事について方向を少し変更しようと思う。今までは免疫で少しでもガン細胞を元気づけまいとして、四つ足の肉をやめていたのだが、肝機能に良い食べ物なので肉や魚のたんぱく質を摂取した方がいい、との医者の指示が有った。また炭水化物は控えめにしてきたが、これもあまり肝臓に良くないようでご飯、パン、小麦粉菓子やその他糖分も改めて減らす。

 

9月3日

先生の都合で7日に診察は変更になった。

1ヶ月経っても手足の痺れが良くならず、むしろ強くなった様な気がする。また左足中指の化膿のような症状がひどくなった。

 

9月7日

診察の日だが、今日はカミさんが勤務なので1人で通院した。午後には合流予定。

受付の機械に診察券を通し伝票を見ると、何時もの採血センターではなくケアルームだった。実はただの採血と思いきや肝臓機能検査(igm検査というのか)だった。1時間以上待ち時間があり、ここでカミさんと合流した。

この検査は5分、10分、15分毎の肝機能を試す為に、左腕に検査薬を入れ右腕から上記時間に採血し、肝臓の処理能力を測る。

予定より2時間程遅れての診察になった。前回より肝臓関連の数値は改善されていたが、逆にガンは少し進行している数値だった。抗ガン剤の効果を見せつけられる結果だった。

手術は当初の予定通り16日に決定した。

 

9月12日

 

いよいよ肝臓30%の切除が16日に迫り15日入院の準備にかかる。前日14日はFM番組の録音なので今日・明日のうちにやらなければならないが、半年近く経つと何を揃えるかを忘れてしまう。まあ、かみさんが殆どやってくれるのだが、自分の身の回りや趣味的なもの、或いは家の事でやって置かなければならない事(伝票処理やPC関係)などだ。もしもの場合や長期になる事も考えなければならない。

 

 9月13日

15日からは入院で家のPCが使えず、スマホからメールやこの書き込みなどをやらなければなりません、フォントや色など自由が利かない物があり、ご迷惑をかけます。

9月15日

入院して諸々の説明とMRI検査をする。工事現場に来たような検査だ。耳栓をしてくれるのだけど今の技術をしてもあんな音が軽減出来ないのが不思議だ。

大腸の時と変わりは無いが、今回は開腹手術だからか、明日の夜はICUで一泊するらしい。

9月16日

手術

今日書けません。

 9月17日

今日集中治療室から一般病棟にもどりました。昨日の手術は、9時頃に始まり4時間くらいで終わりました。結局4箇所の切除でした。一番難しい大きいガンも、血管や胆管に癒着していなかったので肝臓3分の1取らなくてよかったのです。肝機能は抗ガン剤の副作用で弱っていたので、少しでも残せて助かりました。

 

9時18日

今日は背中の麻酔と尿管を抜きました。心配していた痛みは最初だけで、点滴半分と飲み薬で殆ど解消しました。大腸の腹腔鏡手術より楽なようです。(夜中に暗い中でのスマホ入力なので、誤字脱字・意味不明・主語不明など容赦乞う)

 

920

今朝、繋がっていた全ての管が抜けました。しかしまだ8℃位の熱が出たり、傷の痛みが有ったり、カテーテルの穴から液が漏れたり、矢張り病人です。特に液漏れは、激しいとガーゼや猫のオシッコパッとのようなものも染み出し、腹帯や下着、パジャマまで通り越し、シーツを汚すまで至ります。天気が悪いし、当然カミさん不機嫌です。

 

921

 液漏れと熱が気になったのか、今日はCTスキャンを撮りました。熱は出るし肝臓機能はギリギリだろうから少し心配です。

 

923

 CTの結果、胸水・腹水が少しあるので、それを取り除くために薬で利尿する。脇腹の液漏れはも続いている。これも液体を体外に排出意味で良いことだそうです。

924

 脇腹の液漏れはなかなか止まらず、毎回ガーゼ保護紙などを通り越して、腹帯・パジャマまで行ってカミさんに洗濯の負担をかけていた。しかも1週間殆ど太陽が出ない日ばかりだった。

 今日何と突然穴を針で縫う小手術?をした。 これでひと安心、になれば良いが。

925

昨日姉と姪がお見舞いに来てくれた。たまた同室の人が外泊中で良かった。2人部屋は面会の方を迎えるには狭いので、面会ロビーに案内するが、そこは、消化器・脳外科の患者がリハビリでも使っているので、何となくゆっくり話が出来ない。

昨日縫っていただいた脇腹の穴は、キッチリ塞がり全く液漏れは無くなった。熱も血圧も平常で、体力以外は全て問題なし。明日は採血とレントゲンだ。週明けは退院かな。

10月から12月の肝臓手術はこちら

 

ガンは複雑な病気

副作用を抑える薬の副作用

足の指で近所の医者に行こうかと思ったのだが、2点の心配が有り躊躇した。ひとつは、原因が普通なら傷が出来てそこからばい菌が入って化膿するわけだが、私のは抗がん剤の副作用によるものなのいで、対処法が難しいだろう。二つ目は、抗生物質などを呑むようになると肝臓の機能が更に悪くなるのではないかの心配です。という事で7日の診察時に先生に相談しようと思いました。

抗がん剤のメリット

抗がん剤は諸々の副作用ので森っとだけかと思ったら、メリットがあった。

それはまつ毛が太く長くなる事だ。しかもカールした。(笑)

 

闘病日記

病気に関しては医者に任せるしかかい。しかしガンになって思うのは、殆どの医師も看護師もガンになった事はなく、抗ガン剤を投与された事は無いだろうと思う。だから体の細かい状況や、こんな時はどうしたら良いかなどを一番分かっているのは、同じ病気で入院している患者や、同じ体験をした人に話を聞くのが一番安心出来たりする。そんな訳で体験談の本が売りたり、新聞記事などがあるのだろう。事実私も本を沢山読んで少しばかり詳しくなった。

このホームページは何となく始めたわけだが、最近は同じ病気の人や、予備群の人に少しでも役に立てば良いとも思うようになった。特にガンは症状が千差万別でなるべく沢山のケースが参考になる。

特に医者の体験談は、専門的な部分で症状の原因や、成り立ちが理論的に分かるので貴重だ。


入院すると読みたい本をじっくり読める。最近読みたいものは。細胞関係の詳しい成り立ちの本と、「転移」中島梓の文庫本だ。

裏切り者の細胞がんの正体 (サイエンス・マスターズ)


前回入院した時にこのページを考えて立ち上げたわけだが、入院中は時間が有るだけでなく、環境が変わり頭の中の活動も変るようだ。

 

部屋

前回と同じ2人部屋だが、たまたまお隣さんが17日から外泊で、3日間個室状態で、丁度娘も上京していたので水入らずの時間を過ごしました

  

 

 

9月26日

7月末の抗ガン剤最後の投与から2カ月になる。その効果があり、今回の手術の成功に結び付いたが、末梢神経の副作用は治らない。資料で調べると、これは薬を止めたから治ると言うよものでなく、長期戦になる様だ。料理、歩き、楽器を含めボタン止めまで影響は大きい。

また今後の治療の支持を受けていないが、これからまた抗ガン剤をやるのだろうか。再発も心配だが、肝機能も大事だと思うのだが。

9月27日

急きょ退院になった。まだホッチキスで止まっている傷口は外来で取るそうだ。

9月29日

前の大腸手術より少し早く出たこともあるが、療養が必要な体調です。何処が痛いというのではないけど、なんかお腹が落ち着きません。

 

9月30日

自宅での療養もやる事が沢山あり、食事の事も含めてなかなか大変ですね。特に手足のシビレは、最終抗がん剤から2か月もたつのに一向に収まらず、むしろ強くなっています。しばらくは抗がん剤が無いそうで一安心です。

 

 


ナマ生しい写真ですみません。(閲覧注意)開腹手術は勿論初めてですが、正に切腹です。私が武士なら左利きです。「開腹から回復へ」上手い事言う人がいました。「愛の国から幸福へ」思い出しました。分かるかな!イエイ